エフェクターレビュー TECH21 VT Bass
TECH21のアンプシミュレーター、VT Bassです。
現在はDIの付いているVT Bass DIがあるので、もしかしたら生産完了しているかもしれません。
購入はたしか2011年。試奏動画を見て気に入りました。しかし、買ったは良いもののなかなか気に入るセッティングが出来ず、しばらくケースに保管していたのです。
自分でイジると、何かピンと来なかったんですよね…。
それから数年間はアンプ直や、プリアンプを途中に挟んだりなどし、それなりに満足する音が出来ていました。
でも…徐々に出したい音域イメージが出てきました。
それはハイミッドの辺りが出ている音。
中高域と言うのでしょうか。
とは言っても、いつも行くリハスタジオでは備え付けの決まったアンプを使わなければいけませんし(アンプを持ち込むとかは非現実的なので)、当時使っていたプリアンプは、決まった帯域のみ調整出来るイコライザーのようなもの…。
なかなか、かゆいところの音に手が届きませんのです。
そこで思い出したのが、TECH21のVT Bassでした。
早速、箱から取り出したのです。
ツマミは、LEVEL、LOW、MID、HIGH、CHARACTER、DRIVEの6つ。さらにスピーカーシミュレーターが1つ。
この中のCHARACTERのツマミが非常に個性的でして、調整することで自分好みのアンプサウンドに近づけられるスグレモノなのです。
例えばセンター(12時)より左側に振ると低音よりのサウンド、右側に振ると高音よりのサウンドになります。
回しながら自分の出したいイメージの音を探し、微調整はイコライザー(本機やベース本体、アンプ搭載など)で足し引きしていく、という音づくりが出来るのです。
直感的に音を作っていけるのが、強みと言えます。
セッティング例
ベース本体にもよりますが、パッシブのベースを指で弾く際は、CHARACTERを1〜2時にして、やや明るめのサウンドにします。
アクティブのベースをピック弾きする際は、低音を損なわないようにCHARACTERはセンターにしています。
いずれのケースでも、DRIVEのツマミは11時付近まで上げるのをオススメします。11時以上だと歪み始めますし(歪みが狙いでしたら話は別ですが…)、11時以下だと音に芯が無いような気がするからです。
リハで使用の感想
本機を用いてリハを行いましたが、何というか、目からウロコ。ベース音が上手い具合に立ち、迫力と輪郭を両立した音にすることが出来ました。音抜けもバッチリ。
何でもっと早く試行錯誤しなかったのか、チョット後悔しました(笑)。
でも、とても良い音を見つけることができたので、ヨシとします!
ベースの音づくりはときに難しいですが、こんなのもあるよ、ということで、少しでも参考になれば幸いです。
2020年が始まりました。
皆さんも、楽しいベースライフをお過ごしください!
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